サジェストとは
サジェストは、検索窓に文字を入力したときに、続きの言葉を自動で提案してくれる機能です。Googleでは「オートコンプリート」と呼ばれています。
似たものに、検索結果の下の方に出る「関連キーワード(他の人はこちらも検索)」があります。どちらも、人が選んで載せているのではなく、検索エンジンが自動で作っているという点が共通しています。
悪い言葉が表示される原因
サジェストは、主に次のような情報をもとに自動で決まります。
- 実際に検索されている言葉:多くの人が「会社名+評判」のように検索すると、その組み合わせが候補に出やすくなります。
- ネット上の話題:掲示板、口コミサイト、SNS、ニュースなどで、その言葉と一緒に取り上げられていると影響を受けます。
- 最近の動き:短い期間に検索が急に増えると、一時的に候補に出ることがあります。
つまり、1件の書き込みがきっかけで検索する人が増え、それがサジェストに反映され、候補を見た人がさらに検索する、という循環が起こることがあります。
放置するとどうなるか
- 求人への応募や、内定の承諾をためらわれる
- 新規の取引先や金融機関が、事前の調査で不安を持つ
- 候補をクリックする人が増え、その言葉がさらに定着する
- 候補の先にある掲示板やまとめ記事が読まれ、話が広がる
サジェストは時間がたてば自然に消えることもありますが、検索され続けている間は残りやすいのが実情です。
サジェストを消す方法
1. Googleに報告する
Googleの検索候補の下には「不適切な検索候補の報告」というリンクがあります。ここから、問題のある候補を選んで報告できます。Googleは、暴力的・差別的な表現、わいせつな表現、特定の個人への嫌がらせに当たる候補などを、表示しない方針としています。
2. Googleに法的な削除を申請する
事実無根の内容で名誉を傷つけられている場合や、プライバシーの侵害に当たる場合は、Googleの「法的な削除リクエスト」のフォームから申請する方法があります。どの候補が、どの法律上の権利を侵害しているのかを、具体的に説明する必要があります。
3. Yahoo! JAPAN・Bingにも申請する
サジェストは検索エンジンごとに別々に作られています。Googleで消えても、Yahoo! JAPANやBingには残ることがあるため、それぞれの窓口から申請します。
4. 原因になっている書き込みに対処する
サジェストだけを消しても、もとになっている掲示板や口コミが残っていると、また同じ候補が出てくることがあります。原因の投稿について、サイトの運営者へ削除を依頼することも合わせて検討します。
5. 正確な情報を発信する
公式サイトやSNSで、サービス内容・実績・採用情報などを継続して発信します。「会社名+サービス名」「会社名+採用」のような前向きな組み合わせで検索される機会が増えると、候補の顔ぶれが変わっていきます。
ポイント
申請の前に、サジェストが表示されている画面をスクリーンショットで残すことをおすすめします。日付と、入力した言葉が分かるようにしておくと、申請や相談のときに役立ちます。
削除が認められにくいケース
- 「評判」「口コミ」「年収」など、言葉そのものに問題がない候補
- 実際にあった出来事や、報道された内容に関する候補
- 権利の侵害に当たるかどうかがはっきりしない候補
裁判所を通じた手続きが必要になる場合や、法的な主張の組み立てが必要な場合は、弁護士に相談してください。
やってはいけないこと
逆効果になる行動
- 気になって何度も検索する:その言葉で検索するほど、「よく検索されている」と判断されて定着しやすくなります。確認は必要な回数にとどめましょう。
- ツールで大量に検索して候補を操作する:検索エンジンの利用規約に違反します。一時的に変わっても元に戻りやすく、おすすめできません。
- 書き込みに感情的に反論する:やり取りが話題になり、検索する人をかえって増やしてしまいます。
まとめ
- サジェストは、検索された言葉やネット上の話題から自動で作られる
- Googleには「報告」と「法的な削除リクエスト」の2つの窓口がある
- Yahoo! JAPANやBingは、それぞれ別に申請が必要
- 原因になっている書き込みへの対処と、正確な情報の発信も合わせて行う
- 自分で何度も検索するのは逆効果
「この候補は申請すれば消える可能性があるのか」「何から手を付ければよいか」を、今の表示を確認しながら一緒に整理します。お気軽にご相談ください。